湖都の鉄工所

船幸祭(瀬田川花火大会)

『船幸祭り(せんこうさい)』は、近江一ノ宮『建部大社』の例祭で、大津三大祭の一つです。
このお祭りは、水上祭で、建部大社から川岸まで巡行した大小の神輿が御座船に乗せられて、瀬田川を巡航します。
瀬田川洗堰での御神事を終えて、瀬田の唐橋に戻るころ、花火大会が始まり、この豪快な花火大会が、夏の終わりが近付いた事を告げてくれます。

榊立神事本殿祭の儀

船幸祭は8月1日「榊立神事(さかきだてしんじ)」に始まります。
本殿祭儀で清められた榊の御幣を、境内や瀬田浜・黒津浜に掲げます。
これより神聖な領域であることが示されます。

榊立神事黒津浜祭の儀

 

元火奉納式

元火の奉納は、戦前(昭和10年)に「びわ湖まつり」の一環として始められ、竹生島で拝受した神聖な元火を持ち帰り、県内各地の繁栄と安全が祈願されていました。
平成13年に一時中止となりましたが、その後、びわ湖大津観光協会の慣例行事として継続されております。

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納涼祭(御涼みの神事)

8月7日、この神事は別名「御涼みの神事(みすずしみのしんじ)」といわれ、船幸祭が久しく途絶えていた時代も、この納涼祭だけは続けられてきたと伝わる神事です。
古くから神饌のひとつとして「素麺と冷水」が本殿をはじめ境内の全社にも同じく供え付けられます。

献灯祭

8月15日、町内をはじめ崇敬者の皆様からご奉納いただいた御神燈が境内にかかげられます。
午後4時、ご献燈をいただいた皆様の名簿を本殿に供え、家内安全・無病息災の祈願を申し上げ、点灯の儀が執り行われます。
これより3日間夕刻より点灯されます。

宵宮祭

8月16日、午後4時より、明日の船幸祭を言祝ぎ、無事安全を祈願する祭儀が執り行われたのち、午後7時からは、夏祭りにご奉仕をいただく町内の稚児が集い「稚児参拝の儀」が執り行われます。

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宵宮祭稚児参拝の儀

8月17日、午後5時 「船幸祭出御の儀」が執り行われたのち、建部大社を出発します。
瀬田浜へと運ばれた神輿は御座船に安置され、お旅所である黒津浜「供御の瀬」へと向かいます。

船幸祭出御の儀

黒津浜「供御の瀬」に到着後、別宮の毛知比神社、新宮の新茂智神社から神饌が献じられ、お旅所祭が執り行われます。

船幸祭御旅所祭

「瀬田の唐橋」を往復した神輿は建部大社に到着。還御の儀が執り行われます。古式に則って執り行われた一連の行事は静かに幕となり、瀬田の夏も終わりを告げます。

船幸祭還御の儀

「瀬田の唐橋」を往復した神輿は建部大社に到着。還御の儀が執り行われます。古式に則って執り行われた一連の行事は静かに幕となり、瀬田の夏も終わりを告げます。

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